CDの佐藤です。
いよいよApple Watch発表! iPhoneでできない機能は付いていないのに本当に需要はあるのか?
デザイン性も評価されてはいるものの、あれを日常使いするのって本当にカッコいいのか?
他社で出ているスマートウォッチが軒並みぱっとしない中、グーグルグラスのようになってしまわないのか?
という不安満載で、3月10日(火)午前2時からのスペシャルイベントを待ちわびています。
果たしてアップルは、次のイノベーションを起こせるのでしょうか。
ということで本題へ。
1960年代、黎明期の広告業界、未だコピーライターが広告文案家と呼ばれていた時代。西尾忠久という日本のクリエイティブシーン自体をクリエイトしたコピーライターがいました。
3年前に亡くなられてしまいましたが、今の日本の広告シーン、クリエイティブシーンの文脈のそのほとんどは、突き詰めていくと西尾忠久氏にたどり着いたりします。
氏が広告業界にイノベーションを起こしたといっても過言ではないと思っているのですが、その辺の話はまたの機会に。
で、タイトルの「赤坂4丁目8番」。これは東急エージェンシーの本社が赤坂に移った時に、西尾忠久氏のアイデアによって掲げられたもの。
クライアントがタクシーで訪ねてくる時に豊川稲荷の向かいというのがいいか虎屋の下というのがいいか赤坂4丁目8番というのがいいかといって当時の社長を説得したそうです。
以来40年以上にわたって、東急エージェンシー本社のキャッチコピーとして、青山通りの風景のひとつとなっています。
自由な発想で、コミュニケーションをデザインする。
新しくなければコピーではない。
クリエイティブでなければ、
コピーライターの資格はない。
最近の似たり寄ったりのコピーを見ていると特にそう思うようになっています。
が、検索ワードにひっかけるためにはそんなこだわりも捨てなければいけないこともあるのでした。