というわけで、UNIQLOのメルマガに踊らされ、草間彌生のTシャツを購入しました。
数年前からUNIQLOのTシャツデザインに、ウォーホル、ヘリング、バスキアといったポップアートが定番化しています。
アメリカ・リスペクト最後の世代として、ウォーホルはツボ中のツボ。ものすごく欲しかったのですが、街でも、社内でも、結構着ている人がいて、ありがたみがまったくなくなって、購入意欲が失せてしまいました。
そもそも大量消費時代を象徴するカウンターカルチャーとして生まれたポップアート自体が、アートから大量生産品に大幅ランクダウンして、その価値を知らない人たちに“モノ”として大量消費されるというのはなんという皮肉だろう。
近所のパチンコ屋では、看板にキース・ヘリングが盗用されていました。時代の寵児だった彼のアートも、いまや落書き扱い(もともと落書きですが)。
そういえば、以前勤めていたデザイン・プロダクションに80号くらいのリキテンスタインの作品が立てかけてあったのだけれど、ちょうどいい高さだったので、いつもジャケットをかけていました。もはや衣紋掛け扱い。
草間彌生も過剰消費気味。着る前に賞味期限切れになりませんように。
ちなみに先月イベントで手配したガラポン抽選器は、まんまモンドリアンでした。
(CD佐藤)