皆さまの会社では、現在お付き合いしている広告会社が一つないし複数あるかと思います。そんな中、新しい広告会社が次々とアプローチしてくることも多いのではないでしょうか。既存の広告会社と実力を比較するために、複数の会社を集めて「競合プレゼンテーション(以下競合プレゼン)」を行うこともあるかと思います。
今回は、そんな競合プレゼンについてお話しします。
競合プレゼンのメリット・デメリット
競合プレゼンには、クライアント側にとって次のようなメリットがあると考えられます。
- 1社に頼むより、幅広いアイデアが揃う。
- 広告会社が力を入れて提案してくる。
- コスト面でも抑えられる可能性がある。
たしかにこうして見ると、一見、普通に発注するよりもお得な面が多く、効率的と考えられるかもしれません。
しかし、競合プレゼンは良いことばかりではなく、クライアントにとっての弊害も少なからずあるのです。
1つは「正しい判断ができるとは限らないこと」です。
幅広いアイデアが揃うということは、それだけ選択肢が多くなるということ。本来の「広告の目的」に適したものを選ぶためには、高い判断力が求められます。
広告会社側としても、プレゼンを勝ち取るための手段の一つとして、目立とうとして奇抜なアイデアを入れてしまうこともあるのが正直なところ。
特に、選出方法を社員の投票制にしてしまうと、判断を誤る可能性が高くなります。
2つめは「長期スパンでの信頼関係が築けないこと」。
せっかくプレゼンを勝ち取った場合でも、また次の仕事も競合プレゼンになってしまうのでは、広告会社側としても中長期にわたる計画性のある提案ができません。
やはり、プレゼンをきっかけに、クライアントと広告会社双方で信頼関係を育てていきながら、共に成長していける関係性が理想です。
オリエンテーションで伝えていただきたいこと
競合プレゼンでは、各社にどのような広告プランを提出してもらいたいかを説明するためのオリエンテーション(以下オリエン)が必要です。
しかし、「どのようなことを伝えればいいかわからない」ということもあるでしょう。 そのような時は、広告・制作物の仕様や納期などのほかに、以下のことを紙面にまとめていただくと整理しやすくなります。
- 達成したい「広告の目的」
- 訴求したい「ターゲット」
- 打ち出したい「商品やサービスの強み」
これについては弊社 森のブログ、広告の作り方 Vol.2 「”どう”するために作るの?~目的をはっきりしよう!」をお読みいただければと思います。
今回は以上になります。
競合プレゼンは、広告会社にとってはチカラを見せるチャンスの場でもあり、クライアントの皆様側にとっては、良い広告会社を審査するための絶好の機会でもあります。
私たちもそのような機会を通して、弊社の提案力をフルに発揮しながら、信用を勝ち取ってきました。
まだまだ私たちが貢献できるクライアント企業もあるかと思いますので、広告でお困りのことがあれば、ぜひご相談ください。
もちろん、プレゼンテーションも無料で行いますので、お気軽にお問い合わせ下さい。