おつかれさまです。こんにちは。
休日は予定がないととにかく何処かへ出かけるようにしています。
最近は、汐留カレッタにある「アド・ミュージアム東京」へ行きました。
ここには、江戸時代から現代の広告の成り立ちを楽しく知ることができる場所です。
今回はここで惹かれた展示を紹介します。
アド・ミュージアム東京へ着き、一人で行ってウロウロしていたら、綾瀬はるか似のスタッフさんに案内と解説をしてもらえました!ラッキーでした。
現代の広告の仕組みは、江戸時代からできていた!?
SNSやインターネットといったものはありませんが、人から人へ「伝える」という手法はたくさん生まれた時代だったようです。
歌舞伎の演目に実際の商品が登場する「企業タイアップ」や小説の中に商品や飲食店を登場させて掲載料を得る仕組みなど。
今ではできないことだと思いますが、浮世絵の閲覧者がある商品を斡旋して、絵の中に商品名や商品を潜ませる。など…
中でも面白かったのが、看板代わりとなっていた絵文字「判じ絵(はんじえ)」。文字が読めなくても何の店かわかるようになっていたり、駄洒落や謎かけにして一瞬何の店かを考えさせる看板があったり。
江戸時代には数々の人を引き付ける工夫が広告の基礎として出来上がっていたんだなあと感心しました。
クリエイターたちのインタビュー
江戸時代の「伝える」仕組みを作った歴史上の人物にインタビュー形式で紹介する動画コーナーもオススメです。
インタビューを受ける江戸時代のクリエイターたちが奇をてらったコピーや広告が受けたことを「あれはバズりました」とか、「サスティナビリティが・・・」など現代の言葉を織り交ぜて答えてくれます。笑
時には奇抜のことをやりすぎてお上に目をつけられてしまったり、後々、遊び心のある仕組みが人々に受け入れられていく逸話がたくさん聞けます。
デザイナー、ディレクター、プランナーという職業名はないものの、やっていることは今と変わらないということに驚きます。
江戸時代のクリエイターにインタビューするアニメーション。
なつかしのCM、有名なポスター、広告に関する資料がたくさん!
展示後半は年代ごとに分けられたポスターやCM映像を見るコーナーになっていきます。
各年代異なった社会背景があり、その影響を受けたテーマのCMになっていて面白いです。
私がテレビっ子だった1990~2000年代は環境問題を意識した広告が注目されたようです。
展示終盤は現代の広告の仕組みの紹介。
他にもCM絵コンテや過去の広告を見られるブース、タッチパネル式のゲームもあり、子供も楽しんでいました。別のフロアには広告に関する資料がそろった図書スペースがありました。
いろんな「伝える」を生み出した広告文化ですが、現代ではインターネットの存在により伝える側と受け取る側に「双方向性」が生まれ、それを踏まえた仕組みが次々と生まれています。
広告は何かを解決することができる。その方法は自由で未知数。改めて広告って面白いと思いました。
さて、本当は企画展示「思いつく」を考える展を見にいく目的で行ったのですが、広告の歴史が面白く、「今」だから理解できることもあって、ついついじっくり見て長居してしまいました。「思いつく」を考える展ついては次回に書きます。