デザイナーKです。
4月です。スタートです。
スタートと言えばエンジンです。エンジンなのです(車・バイクネタばっかりでスンマセン)。
エンジンのスタートの仕方にも色々ありまして、
現代でもっとも一般的なのは『セルスターター』ですね。
車に乗ってキーをひねるか、スタートボタンを押した時に「キュキュキュ」と音がするアレです。
アレの正体はセルモーターというモーターです。
つまりバッテリーに蓄えた電気を使ってモーターを回しクランク軸をm…
要はエンジンというのは自分一人ではスタートできないので、
モーターなり何なりの外力を借りてスタートする機関なのです。
エンジンにはこの他にも様々なスタート方法があります。
セルスターターが一般的になる前は主に人力でした。
代表的なものはテレビや古い映画で見た事がある方もいらっしゃることと思いますが
ジグザグの『クランク棒』を車の前部から突っ込んで手で「エイヤッ」と回してスタートする方法です。
1950年代あたりまでは使われ、事故なども多くなかなかの重労働だったようです。
次に少し前のオートバイでは一般的だった『キック』方式。
バイクの横についた『キックペダル』を踏み込んでエンジンをかける方法で、
私のバイクもこの方式です。
これは比較的小さく、人力でもスタートしやすい小型のエンジンに適した方式で、
少しでも小型・軽量・安価にしたいオートバイにとって
重く高価なモーターを搭載しなくて済むというメリットがありました。
最近はモーターも小型軽量化・低価格化が進んで、キックでは到底かけられない
大排気量のオートバイが増えてきたのもあり、あまり見られなくなりました。
次に見た事がありそうなのは『プルスターター』という方式。
主にチェーンソーや発電機など、オートバイより更に小型のエンジンで採用されています。
お祭りの屋台で赤い発電機を見た事がある方も多いのではないでしょうか。
これはキックする代わりにエンジンの軸(じゃないんですけど)に巻き付けたロープを
勢いよく引く事でスタートする方式です。
変わったところではゼンマイ式というのがありました。
その昔ホンダの『ロードパル』という原付がありまして、
ペダルを数回踏んでゼンマイを巻き、その復元力でエンジンをスタートするのです。
私の母が初めて乗ったバイクで、近所の駐車場で練習していた姿を覚えています。
「ラッタッタ」というCMをご記憶の方もいるのではないでしょうか。
というようにスタートの仕方は様々ですが、新入社員の皆さんもセンパイのを借りつつ、
社会人生活のスタートを力強く切ってください。