JR相模線沿線在住、CD佐藤です。
10月29日木曜日、
そのJR相模線・海老名駅前に
ららぽーとがオープンしました。
オープン前夜
オープン当日
ホームページのトップには、
お車でのご来館はお控えいただき、公共交通機関をご利用ください。当館は駅直結の施設です。
との告知が出ています。
国道246号線から51号線経由、
車で2~3分位の場所なのですが、
道がとても狭くて渋滞間違いないので、
確かに車で行くのは控えた方が良いと思います。
とはいえJR相模線も、かなりのローカル線。
単線・4両編成で、30分に1本くらいしか電車がきません。
いまだに電車のドアはボタンで開閉します。
海老名駅にしても、狭い改札がひとつあるだけ。
さすがに朝はそこそこ混みますが、
JR海老名駅の一日の乗車人数は1万人程度。
その目の前、ほぼ駅直結でららぽーとができる...
絶対に来場者を輸送しきれません。
ららぽーとと反対側にある
小田急線・相鉄線海老名駅とは
100mくらいの長さの橋で繋がっていて、
先月リニューアル。動く歩道ができました。
リニューアル前
リニューアル後
でも、小田急線・相鉄線海老名駅から
ららぽーと側に来る人の流れは、
JR海老名駅を利用する人と、
ららぽーとの先にある
RICOHに勤めている人だけ。
元々田んぼと畑だったところなので、
ほとんど人が住んでいません。
当然マーケティング調査をした上で
開発しているはずなので
集客の見込みはあると思うのですが、
立地=前述の通り、幹線道路のすぐそば、
駅前という好立地なのだけれど、
交通インフラが脆弱すぎてパンク必須。
海老名でも拓けていない側なので、
もともと人通りがまったくなし。
競合=ビナウォーク、イオン、ショッパーズ、
海老名駅でも開発が進んでいる側には
多くのショッピングセンターがあり飽和状態。
相模大野、町田、横浜にもアクセスがよいので、
現状でも買い物にはあまり困らない。
ターゲット特性=県央エリアは世帯収入が低め、
家族が多めで、可処分所得が少ない。
普通に考えると
なぜここに????
という疑問だらけ。
とはいえ、いままでの常識にとらわれていたら、
新しい価値は創造できません。
オープン以降、人の流れがどう変わるのか、
街がどう変わっていくのだろうか。。。
そして迎えた10月29日。
オープン前までのJR海老名駅と
人の流れがまったく違う!!
平日の午後だというのに、異次元の混みよう。
最先端の街がまるごと、
ある日突然、空から降ってきたかのようです。
ショップの充実ぶりもすごい。
GAP、GU、ZARA、AmericanEagle、
ゴディバ、スタバ、サブウェイ、カルディ、
LOFT、有隣堂、Awsome store、
nojima、無印良品、アカチャンホンポ...
何でもそろってる。
iPhoneをはじめて手にした時のようなワクワク感。
もう、町田にも、横浜にも、新宿にも行く必要がありません。
これから毎日、帰り道が遠くなりそうです。
とはいえ、ららぽーと海老名オープンの
駅貼り&中吊りポスターは酷い。
デザインもさることながら、
コピーが小さすぎて読めません。
もう少しオヤジにやさしい広告にしてほしかった。
ちなみに10月1日、ららぽーと海老名から徒歩5分の場所に
ご存知、TSUTAYA図書館の2号店がオープンしています。
本が探しにくいとか、
置くべきでない本が置いてあるとか賛否両論ですが、
実際に行ってきたところ、、、
もともと図書館に通いなれている根っからの本好きにとっては、
本当に本が探しにくいし、空気感が図書館とは違うし、
あれは立ち読み自由な、大きめの本屋さんです。
でも、そこそこ本好きを図書館に呼び込んで
本に触れる機会を増やすということに関しては、
とても居心地の良い、よく演出された場所だと思います。
3号店出店は、難航しそうですけれど。
とにかく、ららぽーと海老名が
半年後には閑古鳥がないている、、、
なんていうことにならないように、
週3くらいでカルディでワインでも買って、
少しでも貢献していきたいと思っています。