デザイナー石原です。
スポーツ用品メーカーのネーミングとロゴの由来について調べてみました。
まずは自分の好みから、ドイツ、バイエルン州に本社を置く「adidas」。
1920年にドイツでルドルフ・ダスラー(兄)・アドルフ・ダスラー(弟)が、靴の製造会社「ダスラー兄弟商会」を設立したのが始まり。
1948年に兄弟の意見相違によりを解消。その後アドルフは独立。アドルフの愛称「アディ」とファミリーネームの「ダスラー」をつなげた『アディダス』を設立したそうです。
1991年に初登場したロゴは「パフォーマンスロゴ」、「エキップメント」、「スリーバー」等と呼ばれています。
山型の3本線は、「上を目指し、チャレンジすべきゴール」を示しており、同社のスニーカーに使用されているスリーストライプ(3本線)がモチーフ。
なお、 もともと創業当時のスニーカーが使用していくうちにサイド部が伸びたり、型崩れしてしまう事から、それを補強するための「スリーストライプ」。その機能がデザインとなりイメージが浸透したのだそうです。
ちなみに私は以前の三つ葉ロゴのほうが好みです。
また、個別の道を歩いた兄のルドルフは、RUDE社を設立。翌年『プーマ』に社名を変更しています。
「プーマ(PUMA)」の由来は大型肉食性哺乳類でアメリカライオン、クーガー、パンサーとも呼ばれる「ピューマ(puma)」。
ピューマが飛び跳ねる様子が描かれ、同社とその製品の、力強い野獣のような特性を表現しているそうです。
アディダスとプーマの創業者は兄弟だったのですね。
続いてはアメリカのメーカー。
アディダスと並んで世界的なメーカー「NIKE」。
社名の由来は、社員の一人ジェフ・ジョンソンが夢で見た、ギリシャ神話に登場する勝利の女神「ニケ (Nike)」からで、ナイキは「ニケ」の英語読み。
ロゴマークで名称は、”ビューンと音をさせる”という意味の「スウッシュ (Swoosh) 」。
ポートランド州立大学でグラフィックデザインを選考していた学生のキャロライン・デビッドソンが制作したもので、躍動感やスピード感を表現しており、社名の由来ともなった女神ニケの翼をモチーフにしていると言われています。
ちなみ、キャロラインが請求した制作費は、わずか35ドルだったそうです。。。
続いてアメリカ、メリーランド州に本社を置く「ANDER ARMOUR」。
ブランド名の「アンダーアーマー」は、身体に密着する特徴的なウェアを、ユニフォームの「下=(アンダー:Under)」に着用する、アスリートが戦うための「鎧=(アーマー:Armour)」としたことに由来しています。
ロゴマークはUnderの頭文字「U」とArmourの頭文字「A」を組み合わせたもの。
同社ではこれを単なるブランドマークではなく「パフォーマンスを約束する刻印」として位置づけているそうです。
両社ともに革新的なデザインで印象に強く残ります。
最近はアンダーアーマーを着用している人も多く見かけます。
バッシュも日本人の足型に合わせたものも出してることですし、
次はアンダーアーマーでさがしてみようかな。