CD佐藤です。
一人暮らしを始めてから、電子レンジのない生活をしているのですが、オーブンは欲しいなぁと思い、いろいろ調べているうちに、バルミューダのトースターが、欲しくて欲しくてたまらなくなってしまいました。
・・・ポチッとする寸前、2万円以上するトースターが何で必要なのか、欲しかったのはオーブンで、トースターではなかったではないか、2万円あったらオーブンレンジが買えてしまうではないか、そもそも食パンを食べる習慣なんてないではないか、と我に返り購入を回避。
ピザやグラタンも焼ける、庫内がちょっと大きめのオーブントースターを購入するとともに、これを機にパン食の習慣をはじめてみました。
そんなある日、横浜・関内に遊びに出かけた際に、行列の出来るパン屋の前を通りました。
生パンで有名な「乃が美」が新店舗をオープンしていたのですが、食パンごときに並ぶ気がしなかったので素通りしたものの、美味しい食パンの基準を知りたくなり、戻って予約の列に並ぶことに。
16時に予約して、16時30分焼き上がり。
目の前にある横浜公園で30分時間を潰して、1本2斤864円(税込)の「生」食パンをゲットしました。
「日本の食パン名品10本」に選ばれ、「パン・オブ・ザ・イヤー 食パン部門金賞受賞」した、食パンの中の食パン。
一、たまごは使用しておりません。
二、乃が美オリジナルブレンドの小麦を使用しております。
三、焼かずに美味しく食べていただける「生」食パン作りにこだわり、職人がひとつひとつ丁寧に焼き上げました。
というこだわりを持って作られた食パン。
焼きたてよりも少し時間を置いて食べたほうが美味しいということで、買ってすぐちぎって食べたかったのですが、家に帰るまでガマン。
焼き立てでいいのは香りだけ。余分な水分が抜けて初めて「美味しいパン」になるわけで、実は冷めてからが美味しさの勝負。焼きたてのパンは消化も悪いそうで、焼きたてパンが一番信仰は、日本人だけのものだそうです。
焼かなくても美味しい生パンということなので、まずはそのままちぎって食べてみる。柔らかくて、ほんのり甘い。いくらでも食べられます。でも800円以上する食パンを、ちぎってムシャムシャ食べてしまうのももったいないので、スライスして焼いてみます。
表面は香ばしくて、中はしっとり。美味しいです。4日間もつということだったので、焼いたりちぎったり、バターやジャムやマーマレードを塗って、4日間かけて生食パンを堪能しました。
とはいえ所詮食パン。食パンを超える美味しさなわけではなく、食パンの範疇での美味しさなわけで、864円あったら、新米のコシヒカリが1kg買えてしまいます。
もう少しパン通にならないと、このありがたみはわからないのかな。
ちなみに1点マイナスポイント。
製法にこだわっているにもかかわらず、こだわりが過ぎてオリジナルのマーガリンを使っています。
マーガリンを使わないと、自然な乳のコクが出せないそうです。
バターよりもトランス脂肪酸を低減しているということですが、子供も食べるものに「食べるプラスチック」を使用しているのは至極残念です。
とはいえ機会があれば、リピートしたいと思います。