2020年東京オリンピックに向けて、禁煙・禁酒・風俗規制・ギャンブル推奨・外国人歓迎中。

スポーツが大嫌いなCD佐藤です。
健康のため、煙草は10年前にやめていますが、お酒がなかなか減りません。

 

受動禁煙対策推進中

2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた受動喫煙対策として、厚生労働省は、多数の人が利用する場所は「建物内禁煙」、さらに未成年者や患者等が主に利用する施設は「敷地内禁煙」(飲食店等のサービス業等は「喫煙室」の設置可能)という規制強化を図っています。

いまやタバコは社会の害悪。喫煙者の健康に害があるだけでなく、周りにいる人の健康も害するわけで、毒にしかならないものなのだから販売中止にすればいいのに、普通に売っていること自体が不思議です。

 

アルコール規制強化計画中

そして今度はお酒にも規制をかけようとしています。

酒税のアップに始まり、酒の安売り禁止、飲食店での飲み放題禁止、酒類広告規制と、これも2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けの取り組みとして、推進されていくそうです。

依存性は高いし、飲むと前後不覚になるし、お酒が原因での事故や事件も後を絶たないわけで、タバコよりも、もしかすると入手しやすさ、ハードルの低さを考えると覚醒剤よりも、よっぽどたちが悪い。

規制をかけるなら、お酒も販売中止にすればいいのに。そうすれば、否応がなく禁酒できるのですが・・・。

タバコの規制もお酒の規制も、WHO(国際保健機関)が推進しはじめ、世界の趨勢になっています。

さらに、海外へ向けたクリーンな街アピールのために、風俗業も一掃されることになりそう。

2020年東京オリンピック・パラリンピックを機に酒・煙草・風俗が規制され、日本は心身ともに健康的な国になるはずなのですが・・・。

 

カジノ法案成立中

カジノ法案が成立し、2020年に向けてカジノを含む複合観光施設の建設を目指しています。

友達同士でお金をかけても違法という圧倒的な厳しさを持って規制されていたカジノが、いまさら合法になる理由がまったくわかりません。

風紀・治安は乱れ、ギャンブル依存症で身を滅ぼす人が続出し、一攫千金を目論み労働意欲がそがれ、暴力団と政治家にお金が流れるだけ。

いっそのこと、競馬・競輪・競艇・オートレースでの現金のやりとり禁止、パチンコの換金(景品からの交換規制)禁止を推進すればいいのに。

 

広告表現規制中

そもそもアマチュアリズムを基本とした平和の祭典として行われているオリンピックですが、そんなものは建前で、今では金儲けのためのイベントが第一義になってしまっています。

広告表現に関しても圧倒的に厳しくて、公式スポンサー以外は、“オリンピック”という言葉はもちろん、“スポーツの祭典”といった、オリンピックを想起させる言葉すら使用できません。

電通は、2020年東京オリンピック広告需要の増加を見越して人材確保を進めています。おかげで求人市場に、広告業界の人材がいなくなってしまいました。

それだけ注目度が高く広告需要が見込まれているにもかかわらず、一部の利権を持ったところにしかお金が流れない仕組みになっているので、リベラルがオリンピック特需の恩恵を受けるのは、なかなか難しそうです。

 

観光立国推進中

19観光立国推進基本法の規定に基づき、観光立国推進基本計画が閣議決定されています。平成32年までに、1)国内旅行消費額を21兆円にする、2)訪日外国人旅行者数を4,000万人にする、3)訪日外国人旅行消費額を8兆円にするといった目標を掲げたもので、世界の観光需要を取り込むことにより、地域活性化、雇用機会の増大などの効果を期待したものです。

ですが、島国であるが故に、他国の文化を受け入れる土壌が育っていない日本において、外国人が増えることが決して良いことばかりには作用しません。

人口減少が続く日本において、今や外国人労働者は欠かすことができないマンパワー。すでに多くの外国人が日本に居住し、働いています。

子どもの頃は、日常生活の中で外国人と関わることなんてなかったのに、今ではどこでも外国人を見ることができます。

外国人が国内に入ってくると、当然のことながら治安が悪くなります。文化・言語の違いによって、日本人同士ではあうんの呼吸で伝わるコミュニケーションがまったく通用しなくなり、意思の齟齬が生まれるわけで、他国文化との交流に未成熟な日本人が、日常生活の中で外国人にさらされるのは、決していい結果を生むとは思えません。

とはいってもこれも世界の趨勢なので、仕方の無いことなのですが。

在日外国人に届く広告制作が課題になる日も、そう遠くないうちにやって来るのではないでしょうか。

 

東京オリンピック後の日本を憂う

煙草もお酒も女もやめましょう。
でもギャンブルはOK。
外国人とはすすんで仲良くしましょう。

余計なお世話なのですが、2020年東京オリンピックのおかげで、規制強化&規制緩和の建前が与えられてしまいました。

今や悪名高い石原慎太郎が都知事だった頃、お台場にカジノをつくろうなんて言うことをまことしやかに進めていました。

お台場にサーキットをつくってF1を誘致するなんていう話もあって、自動車関連の大手有名企業がスポンサーとして名乗りを上げていたこともあります。都議会にかかる前に立ち消えになってしまったようですが。

当時はナンセンスだと思っていたのですが、東京オリンピックがその実現を後押ししてしまいました。

健康な身体と健全な精神のために、禁煙・禁酒はわかる気がしますが、カジノはスポーツマンシップとしていかがなものなのか。

東京オリンピック後の遺産として残るのが、“カジノ”と“不法滞在外国人”、ということにだけは、ならないようにしてもらいたいものなのですが・・・。

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