先日は、仕事で上京していた父親に連れられて、ブリヂストン美術館に行ってきました。
はじめて行く美術館でしたが、さすが世界のブリヂストン(正確には創業者の石橋正二郎)が集めたコレクション。モネ、ゴーギャン、ゴッホ、ルノワールなど超有名画家の、教科書で見たことのある作品から、紀元前20世紀の古代エジプト遺跡まで、ずらりと展示されていました。
絵画には作品が描かれた背景についての解説も添えてあり、見ていくうちに興味が芽生えてきて、この機会に美術をちょっと勉強してみようかと思った矢先、出口にあった「ぐるっとパス」の広告に目がとまりました。
「ぐるっとパス」とは、使い始めてからの2カ月間、都内78か所の美術館や博物館などの入場料が無料(一部割引)になるパスポートとのこと。2,000円という価格ですが、1か所500円~1,000円する入場料を考えれば、3~4か所めぐれば元が取れる仕組み。積極的にまわろうと思えば、圧倒的に得なのです。パンフレットに書かれたこれからの展示内容にも心ひかれ、(なぜ入場前に買わなかったのかと後悔しつつ)つい買ってしまいました。
パスポートといえば、先日も掲載されているランチが大幅割引になるクーポンブック「ランチパスポート」の都内版が発売されて話題になったばかり。ただそちらは、新橋・虎ノ門のエリア限定になっていて、ちょっと縁がなかったので、今度は中央林間版が出ることを切に願っています(笑)。
美術館・店側でも訪れる人の数が増え、客側も安く利用できる仕組みは、どちらにも好都合。正直、これでも利益が出るのだろうから、うまいプロモーションだなあと感心しつつ、買ったからには使わないと損するのは自分。広告に使えるアイデアのヒント探しも兼ねて、この夏は東京美術館めぐりに励みたいと思います。