こんにちは、こんばんは。営業6年目の兼子です。
嗚呼夏が終わっちまった。。。
夏なんて、パリピたちが楽しい、蚊がただただ沸いてジメジメするだけの季節だと思っていたけどいざ終わるとなると、少し寂しいツンデレちゃんが顔を出しちゃうからもう摩訶不思議。
まぁ今年の夏といえば、空前の自粛ブームでアクティブボーイズ&ガールズさえも家で陰鬱に過ごしていただろうと思うと、みんな同じだよねという一方的な仲間意識を押し売りしたくなる。なぜなら僕は営業マンだから。
押し売りついでにそんな陰鬱な雰囲気にピッタリで、かっちょいいバンドを紹介したいと思う、そう「Radiohead」です。
今年の夏やたら聴いていたんだよなぁRadiohead。
正直分かりやすい音楽の方が圧倒的に好みの僕からすると、かなり最初は苦手だった。だって訳が分からん。なんやねんこの暗い音楽。音楽はアートでごわすと言わんばかりのどや顔が目に浮かぶぜF○CK!!とか思っていたんですが、聴いていくうちに好きになってしまう僕の豆腐のような信念。
このRadiohead。何が面白いかというと、その音楽性の変わりっぷりである。
実は最初のアルバム「パブロハニー」「ザベンズ」「OKコンピューター」らへんまでは、かなりギターロックしていて、ギターロック大好き人間の自分にはなかなかウェルカムな内容だった。
しかしそのあとに出した「KID A」というアルバムで、いきなりギターとかドラムの音源が消えて全部シンセと打ち込みのドラムの音源になる。
これは弊社で例えると、紙媒体を売りにしているリベラルが、急にデジタルサイネージ専門の広告代理店になるくらいの変化である。ぐれたのかな?と思われても仕方ない変わりっぷり。
昔大学のイギリス人の先生が言っていたのだがRadioheadは「KID A」の前のアルバム「OKコンピューター」で、ギターロックバンドとしてかなり大きな成功を収めて、イギリス中が次のアルバムもギターサウンドだろうとドキがムネムネ状態で期待していたらしい。だけどふたを開けてみたらびっくり。ギターの音が入っていない。え、録音し忘れたの??みたいな感じだったらしい。
発売当初このアルバムは商業的自殺という、いわれたら3日間くらいご飯食べれなくなりそうなことを言われていた。
しかし結果的に「これはこれでありかも!」となったヘビーリスナーたち。
結局「KID A」は革新的なアルバムとして代表作の一つになっている。
なんかこんな歴史をたどりながら聞くと、Radioheadがだんだん好きになってくる。どんなタイミングで「おっしゃ!ギターの音全部抜いて電子音ごり押しで行こうぜw」となったのかなぁとか笑。
でも最近日本のバンドも電子音を平気で取り入れたり、バンド以外の音を取り入れるのに抵抗がなくなっている。それを何年も前にしたのRadioheadはめっちゃロックだなぁ。聞いてみてください。
※サムネイル引用:amazon.co.jp