営業の鈴木です。写真はイメージです。
『夏が来れば思い出す、はるかな尾瀬…』なんて、
懐かしい歌ですね。
私の夏の思い出は「葉とうがらし」です。
皆さんは「葉とうがらし」をご存じですか?
文字通りとうがらしの葉っぱの部分を食べるものです。
おにぎりの具になっている佃煮とは似て非なるものです。
母方の祖母が得意だったので、山梨の食べ方かなと思っています。
(京都でもよく食べると聞きました)
作り方はいたってシンプル。
まず、とうがらしの葉っぱをむしります。
出来ればお宅にある一番大きなザル、もしくはボールに山盛り一杯が望ましい。
それをきれいに洗います。
量が多いとちょっと大変。
洗ったら、今度は塩もみです。
葉っぱを塩適宜で揉みます。
この時、枝に残っている青唐辛子をお好みで混ぜます。
お子様がいたり、辛いのが苦手な方は2~3本、
気合がある方は、自己責任で目一杯入れてください。
嵩が1/5くらいになり、
英国車のようなモスグリーンの液が出てきますので、
それをきれいに絞ってください。
後は油で炒め、醬油で味付けします。
使っても酒くらい。
砂糖やみりんは一切使ってはならぬ。
少し水を入れて炒め煮状態にして出来上がり。
冷えたら白米にのっけてかっ込みます。
私は幼少のみぎり偏食で、ほぼ肉と魚を食べなかったので、
夏の時期はこの「葉とうがらし」とぬか漬けでご飯を食べていました。
最近では店頭で見かけることがめったになくなり、
幻となってしまいましたが。
見つけたら3把くらい買います。
枝に残っている青唐辛子は刻んで油でいためて味噌を混ぜ、
とうがらし味噌を作ると良いでしょう。
これが私の夏の“味の”思い出です。
それではまた。
バイビー。