こんにちは。先日実家に帰省したのですが、車で移動しているときに母が「そういえば多賀城にTSUTAYAが図書館を作ったんだって〜」と言っていてびっくりしました。
あの蔦屋図書館が宮城県に…?!
多賀城とは、東北は宮城県のほぼ中心に位置する都市です。仙台市のすぐ上にあります。時間があったので、多賀城市立図書館に家族で寄ってきました。
他の蔦屋図書館(武雄市図書館・海老名市立図書館)や蔦屋書店(代官山T-SITEや湘南T-SITE、浦和アトレ店など)で用いられているものと同様の明朝の書体で、図書館名が掲げられています。
中へ入ると図書館より先に、目の前の開けた空間に書店と雑貨(販売)のゾーン、その右手にスターバックスのカフェスペースが広がっており、そこから左に入ると図書館のゾーンになっています。
2階はTSUTAYAのレンタルゾーンと図書館、3階はレストランと図書館です。
運営方法や選書の件でなにかと話題になっていますが、やはり館内サイン(誘導の表記やマークなど)は純粋に、シンプルな中にも味がある、素敵なものだと感じました。
同市はこの施設をシンボルに震災復興(「JR多賀城液周辺の中心市街地整備事業」)を進めているそうなので、地域住民のみなさんが集まる、幅広い年齢の方が楽しめる空間になると良いなと思います。
最後に、図書館名などに用いられている書体について気になったので、似ているものを探してみました。
様々な明朝系のフォントを見てみたところ、仮想ボディの中でたっぷり広がっている感じが「新聞書体」に近いのかなーと思いました。ウロコやゲタを取り、ディティールの処理をよりシンプルに、幾何形体っぽくすると、更に近づくかもしれません。
文字ひとつでも制作物の雰囲気は大きく変わります。
リベラルでもこういった点にこだわってお仕事をさせていただいていますが、より勉強してより良いものを作っていきたいなと再認識させられた、多賀城市立図書館探訪でした。