こんにちは。自宅のプロジェクターが壊れてしまい、次は58インチの4Kテレビが欲しい私です。
しかし、今販売されている全ての4Kテレビは、来年開始予定の4K実用放送に未対応なんですよね。
対応モデルを待って買うか、今のモデルが値下がるのを待つかのどちらかが正解だと思うので、
しばらくは8年前に買った42型のレグザ1台で我慢しようかと思っています。
そんな感じのテレビ好きで、テレビがない生活なんて考えられないのですが、
今季のTBSドラマ「カルテット」には、どっぷりハマってしまいました。
■TBSドラマ カルテット
http://www.tbs.co.jp/quartet2017/
去年の大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」と同じ枠という、
なかなかプレッシャーのかかる状況にもかかわらず、その評判は上々。
私のハマり具合は、逃げ恥をあっさりと超えていってしまいました。
というのも、松たか子、満島ひかり、松田龍平、高橋一生という実力派の俳優さんに加えて、
サスペンスなのか、ラブロマンスなのか、ヒューマンドラマなのかジャンルがわからない、
色々な要素がまじりあった不思議な脚本も魅力的。
毎回、一つ一つのシーンの中に伏線が張り巡らされていて、
ここまで上質で濃密なドラマはなかなかありません。
もちろん、一回観るだけでは到底理解できないので、何度も見直します。
そうして、ゆっくりと理解していくことが楽しいのです。
そこで、毎週家で2回見るには飽き足らず、
翌日の昼休みにももう一度見たくなったので、初めてTVerを使ってみました。
TVerというのをご存知でしょうか?
民放5社が共同でつくったポータルサイトで、
民放で放送された番組が1週間の期間限定ながら無料で視聴できるようになっています。
つまり番組を見逃した人が、次週放送までの間、
その週の番組をパソコンやスマートフォンで見られるのです。
テレビと同様に視聴時にはCMが流れますが、そこまで気になりませんし、
高画質なので、普通にテレビを見ている感覚で楽しめます。
ただ、問題点もまだまだ多くあります。
それは、視聴できる番組数が圧倒的に少ないこと。
各局20本×5局の、100本くらいでしょうか。全放送番組の1割にも満たない数字です。
しかも、民放の合同サイトにもかかわらず、各局の足並みはどうもそろっていない感じなのです。
TBSが最も積極的で、カルテットのような人気番組をアップしているのですが、
フジテレビは地味なコンテンツばかりでお世辞にも見たいと思える番組が見当たりません。
若者のテレビ離れが叫ばれて久しいですが、彼らの手の中にスマートフォンは必ずあります。
放送権という既得権益を持っているテレビ局が、
テレビ電波に乗せてコンテンツを配信したい気持ちはわかりますが、
インターネットを通じてスマートフォンで映像コンテンツを楽しむスタイルは着実に広がっています。
TVerのようなプラットフォームを介して、
テレビの面白さをスマートフォン世代へアピールしていくことは、
再びテレビ回帰への流れを生むはかもしれませんし、
そういった意味でもっと充実してほしいなとその可能性に期待しています。
トップ画像出典:民放テレビ公式ポータルTVer https://tver.jp/