こんにちは。ここ最近の台風の影響で雨が続いて入るものの、かなり過ごしやすい季節になってきました。天気が回復すれば、シルバーウィークということもあって、スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋…いろいろと楽しいことが待っている今年の秋です。なにか新しいことを始めてみるのもいいかもしれないですね!
さて、弊社は紙メディアの企画・制作が得意ですが、総合広告代理店ですので、ご要望に応じて各種媒体の提案もさせていただいています。そこで、今回は弊社でも多数取り扱い経験のある媒体を中心に、その特徴や狙えるターゲットなどを中心にまとめ、みなさんに失敗しない広告媒体の使い方をご紹介したいと思います!
広告媒体については、広告の基礎知識の方でもすでに紹介していますが、こちらと合わせて読んでもらえれば、さらなるノウハウも身につくと思います!
交通広告は世界トップレベルのリーチを誇る!
世界トップレベルの乗降員数を誇る日本、それも特に首都圏では1日1,000万人を優に超える移動者に対して情報を発信できる電車を使ったメディアです。
- 首都圏で1日100万~1,000万人レベルのマスに匹敵する巨大なターゲットにリーチできる。
- 主なターゲットは会社勤めの社会人と学生。通勤・通学の時に、1日に何度も繰り返し接触できる。
- 媒体の種類が豊富で、ネットや他のマス媒体とも連動しやすく、話題にしやすい。
中吊り広告…タイミングよくピンポイントで情報訴求
画像出典:小田急エージェンシー
電車の広告と言えばこれ!というくらい代表的な中吊り広告です。
中吊りといえば、雑誌の広告が多いことにお気づきでしょうか? なぜ雑誌の広告が多いのか…その理由は中吊り広告の掲出期間が2~3日間に設定されているからなんです。
路線によって若干異なりますが、月火、水木、金土日というサイクルで中吊りは入れ替わります。つまり、雑誌の発売日や映画・イベントの公開に合わせて、宣伝しやすいってことなんですね!
ほかにも、電車の中の真ん中のスペースに吊るされているのでとても目立ちます。インパクトあるビジュアルを組み合わせることで、短期間のプロオーションにもよく使われている媒体です。
窓上広告…長期間の情報発信に最適
画像出典:小田急エージェンシー
中吊りと同じくらいメジャーな窓上広告。鉄道会社によってB3サイズだったり、インターサイズという特殊な長方形だったりします。
掲出は1か月と長期間になりますので、掲出されている間、ターゲットの目に何度も何度も触れます。そのため、いつの間にか乗客の意識の中に情報が刷り込まれてゆく…といった効果が狙えます。大学のオープンキャンパスや各種展示会、転職イベント、新商品発売などの告知に向いていると言われています。
駅貼りポスター…エリアマーケティングにはこれ!
画像出典:小田急エージェンシー
各駅に貼り出されているポスターもみなさんがよく目にする広告媒体です。その駅付近の施設・病院等を宣伝する効果だけでなく、そこへ誘導する効果もあって、都市部のエリアマーケティングとしても有効と考えられています。
駅貼りポスターはサイズや貼りだす枚数によって料金が違うのですが、その駅で乗り降りする人の人数によっても料金のランクが変わってきます。小田急線で言えば、一番乗り降りの多い新宿駅が一番高く(Sランク:B0サイズポスター1枚掲出当たり74,000円)、江ノ島線の終点片瀬江ノ島駅はFランクで20,000円だそうです。
(2015年10月現在、出典:小田急エージェンシー)
新聞折込…エリアマーケティングの筆頭格
新聞折込広告は、その名の通り、家や職場などに毎日届けられる新聞に折り込まれるチラシを指します。
折込広告の特徴はと言うと、まずエリアマーケティングに向いたメディアであるということです。新聞への折り込み作業は、地域にある新聞販売店で行われています。つまり、チラシを『どの新聞に』『何部折り込むか』を、販売店単位で決めることができるので、広告主が届けたい情報を、届けたいエリアに住んでいるターゲットに効率的に発信できます。
また、新聞は長い歴史を持つメディア。しかも、雨の日でも雪の日でも、毎日ちゃんと配達されて、ターゲットの手にほぼ確実に届けられています。そんな信頼の高い新聞に包まれた折込チラシはターゲットが手に取ってじっくり見るだけでなく、保存性も高く、訴求力が高いと言えるメディアなのです。
新聞折込は主婦層に効く!
ここしばらくの間、新聞の購読者数が減少傾向にあるとは言え、まだまだマス媒体と数えられる大きなリーチを持つメディアであることは事実です。新聞の主な読者層といえば、40代以上の世帯、中でも主婦層です。新聞の購読層、例えば読売新聞で見てみると、世帯主年代が40~60代以上で62.2%と圧倒的です。
出典:読売新聞広告ガイド adv.yomiuri 読売新聞購読者のプロフィル(全国統計分)
また、読売IS社の“折込広告の特性”によると、新聞折込を毎日見る女性の割合が64.1%。専業主婦に限っていうと、75.0%にまで跳ね上がります。地域のおトク情報が詰まった新聞折込は、家計を支える主婦の重要な情報元になっているんですね。
出典:読売IS社 折込広告の特性
内容も地域のセールや特売の情報だったり、はたまたクーポン付きのチラシが入っていたりと、家計を握る主婦にとって、おトクな情報が満載。しっかりとターゲットに伝わりやすいというメリットも無視できません。
柔軟性の高い新聞折込
折込広告の広告主と言うと、地場の不動産・マンションやスーパーマーケット、ドラッグストア、塾などの教育・カルチャースクール・フィットネス関連、アパレルが目立ちます。
例えばスーパーマーケットで言うと、セールの日あるいはその前日に、不動産であれば週末前の金曜日に折り込む…と折り込む日を指定したいもの。新聞折込は、この折り込み日を自由に指定できる(休刊日を除きます)上、また折り込める枚数にも制限はないので、急に「折込を打ちたい!」という気になっても柔軟に対応することできます。
また、新聞自体も読売新聞や朝日新聞、日経新聞のような全国紙から神奈川新聞のような地方紙まで、様々な種類があり、ターゲットも選べます。新聞をうまく選んで、必要な読者層や地域に情報を届けましょう!
ダイレクトメール…優良見込み客への強力なアプローチ手段
1週間で平均して5.8通*受け取ると言われているダイレクトメール。ダイレクトメールとは、既存の顧客や会員、あるいは見込み客に対して、直接(ダイレクトに)セールや新商品の発表、商談会、展示会・イベントといった情報を届けることのできるツールです。住宅・不動産、自動車、衣料、家電、保険、小売、大学・専門学校、ケーブルテレビなど、業界業種を問わず広く活用されています。
ユーザーが得する情報が満載!そしてよく読まれている事実!
ユーザーが「このDMを開けてみよう」と思うのは、
- 特売・セール・キャンペーン案内
- 獲得ポイント等の案内
- クーポンの案内・プレゼント
- イベント案内
- 試供品の案内・プレゼント
など、ユーザーに具体的メリットのあるものが多くなっています*。DMに「セールやります!」「会員の方にだけお知らせしています!」「クーポン付き!」なんて書かれていたら、つい開けたくなっちゃいますよね。
広告主からすると、ターゲットにこうしたおトク情報を送ることで、開封される確率が高くなるのですが、もっと開封率を上げるために、ユーザーの目を引く、いろんな工夫がされたDMも開発されています。
- 商品サンプルをカプセルに詰めて同封できるDM
- ビンゴ風のめくり窓がついたDM
- 開けると飛び出す絵本のような仕掛けのあるDM
…など、なかなかにおもしろいものがいくつもあるんですね。
こうしたDMですが、受け取ってから内容を見た後に、話題にする、ネットで調べる、来店するなどアクションを起こしやすいメディアであると言われています。
既存顧客に対して買い替えを促進したり、上位プランに移行を勧めたりといった、売上に直接作用するという効果の他にも、ネットで調べられたり、実際の商品を見に店舗に誘導したり、口コミ・SNSで広がったりなど、情報が伝えたターゲットから周囲に広がる効果も認められていて、マーケティングにおけるDMの用途はますます高まっています。
* 一般社団法人日本ダイレクトメール協会『DMメディア実態調査2014」(要約版)』より引用
個人情報の取り扱いに注意
DMを行うにあたっては、顧客の氏名・住所・電話番号・メールアドレスといった個人情報の取り扱いが避けては通れません。顧客からお預かりしている大切な個人情報を守りつつ、マーケティングにも上手に活用してゆく。そのお手伝いができるよう、弊社では2014年1月にプライバシーマークを取得しました。
マイナンバー制度もスタートし、社会的にも個人情報の意識が高まってきている中、こうしたDMの制作や発送に関するご依頼・ご相談も増えています。効果的なDMの方法、ぜひお話させてください。
以上、総合広告代理店の弊社がお届けする、失敗しない広告媒体の上手な使い方でした。みなさんの広告活動のヒントになれば幸いです。
広告のご相談や出稿、制作物のご依頼はこちらからお問合せください。